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The youthful Chopin

昨日の晩は、東京ニューシティー管弦楽団の演奏会に行ってきました。
フィンランディア、ブルックナー5番とどれも素晴らしかったですが、
やはりお目当てはショパンのコンチェルト第1番。
   東京ニューシティ―管弦楽団


コパチェフスキーという若いロシア人ピアニストを初めて聞きましたが、
かなり独特な解釈で、ダイナミックスも譜面とはかなり違うところも多々ありました。
私達が学生時代はNeue Sachlichkeitと言い、楽譜にうんと忠実な演奏をするのが
一番大事とされていましたが、
最近の若い演奏家を聴いた感想は、今はむしろ各々の個性を前面に出すことを
良しとしている、というか求められているかのように思います。
素晴らしい演奏は当然ありますが、どうしても恣意的演奏になっていたり
作曲家の意図しているところから全く外れてしまっている演奏にも出会う事もあるのも事実。
その折り合いの付け方が難しいのだけど、
昨日のショパンのコンチェルトは彼が19歳の時に作曲された、瑞々しい感性溢れる作品。
コパチェフスキーのあまりにも美しく繊細な解釈から若き日のショパンの胸の鼓動が
聞こえてくるかのようで、ショパンの心をとても近く感じた夜でした。

そして楽譜はショパンコンクールでも推奨されている最近人気のあるナショナル・エディションを
使用したました。
そのためか、オケも今迄だとソリスト対伴奏的なものだったのが
初めてオケの伴奏部分も「こんな動きがあったのね!」とまるで室内楽を聞いているかようでした。
思いがけない素晴らしい解釈と出会うと嬉しさでドキドキしてしまいます。
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Mari

Author:Mari
7歳よりアメリカ、高校よりドイツに住み、エッセン国立音楽大学、同大学院、エコール・ノルマル音楽院研究科を経て、キジアーナ音楽院にて名誉ディプロマ受賞。ルーセル国際コンクール最優秀ドビュッシー賞、ローマ国際コンクールフランク賞ほか、SYMFコンクール、南カリフォルニア・バッハコンクール、レコーディング・コンペティション等で上位入賞。’97年、日本デビュー・リサイタル開催(カザルスホール)、NHK-FMリサイタル出演。’98年、「音楽の友」2月号「日本人演奏家ジャンル別話題のコンサート‘97」に選出。CD「シューマン」。「ドビュッシーピアノ作品集」が「レコード芸術」、「ショパン」誌で特選盤に選出。

詳しいプロフィールはこちらhttp://mariterada.com

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