FC2ブログ

色々な個性。

レッスンでは色々な個性を持った生徒さんが一杯。
一回目のレッスンからピアノとの相性の良さを見せて、ぐんぐん伸びていく子、
不器用さんなんだけどピアノが好きで一生懸命に頑張る子、
才能はあるのに、集中力が続かなくて、ちょっと上手く弾けない個所にぶつかると
それまで出来ていた事さえもできなくなってしまう子、
そして中にはスタートから中々うまく進まなくて苦戦しているんだけど
一歩前進しては3歩後退しながらもあきらめない子。

それぞれのメンタル・アティテュードから私自身、学ぶことが沢山あります。

不器用さんにはメカニック面での障害を一緒に考えて、それを取り除いてあげることで
音楽的にはやりたいことが見えてくるようです。

集中力が途切れてしまう子には、途切れてしまう前に難しい課題を与え、それをクリア出来たときの
喜びや達成感を体感として脳に刻みこませることで、少しずつ集中力を繋げる時間を延ばすように
してみたり。

でも一番大変であり、チャレンジングなのは1歩前進しては3歩後退しながら、学んで行く場合です。
生徒も一生懸命なのにどうしても理解出来ないことがあるため、一つ学んで分かった!と
喜ぶのもつかの間。
よかったわね、じゃあ次の事を学びましょう!となると覚えたはずの事を今度は忘れてしまっている・・・。
こういう時は私も本当に試行錯誤なので、どこに原因があり、どうしていいのかひたすら悶々と
考えてしまうのです。
でも、もっと辛いであろう生徒が必死についてきてくれるのを見ると、
ここで私が困っている姿を見せてはいけない、と二人三脚気分になり、
お互いがお互いを励まし合って前を向いて頑張るのみです。

今日はそんな生徒のレッスンでしたが、ここ3か月間、同じ事を繰り返していて、
どうしたらいいのかしら、楽譜を変えてみようかなと考えていましたが、
音譜をお絵かきのように書くレッスンに切り替えてみたところ、
楽しそうにオタマジャクシを書き出して、そこからとんとん拍子に
今迄苦手だった他のことまで出来るようになりました!

どこかに彼の中では苦手意識があったために、一つの石に躓くことによって、
他の石も巨大な化け物と心の中では化してしまっていたのでしょうか。

十人十色。
私も柔軟にアプローチを変えられるように沢山の引き出しを持ち、
沢山の個性を持つ生徒達、それぞれの良さを引き出してあげられるように
しなくては!

レッスンをすることで、人間修養もさせてもらっているのです!


スポンサーサイト
sidetitleプロフィールsidetitle

Mari

Author:Mari
7歳よりアメリカ、高校よりドイツに住み、エッセン国立音楽大学、同大学院、エコール・ノルマル音楽院研究科を経て、キジアーナ音楽院にて名誉ディプロマ受賞。ルーセル国際コンクール最優秀ドビュッシー賞、ローマ国際コンクールフランク賞ほか、SYMFコンクール、南カリフォルニア・バッハコンクール、レコーディング・コンペティション等で上位入賞。’97年、日本デビュー・リサイタル開催(カザルスホール)、NHK-FMリサイタル出演。’98年、「音楽の友」2月号「日本人演奏家ジャンル別話題のコンサート‘97」に選出。CD「シューマン」。「ドビュッシーピアノ作品集」が「レコード芸術」、「ショパン」誌で特選盤に選出。

詳しいプロフィールはこちらhttp://mariterada.com

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitleSCHEDULEsidetitle
2019年5月 Trinity Music Exam Accompaniment  
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle