昨日はヴァイオリンの所素子さんとのコンサートを無事終了しました。
一回目から昨日に至る15回まで本当に毎回楽しくご一緒させていただけてこれたのは
ひとえに素子さんの素晴らしいお人柄のゆえでしょう。
そして会を増すごとに演奏だけでなく、素子さんとの仲も深まり、今ではすっかり
このシリーズが楽しみでなりません!
室内楽はソロと違い、自分の好きなように音楽を100%作ることは当然できませんが、
だからこそ、相方から思いもよらないことを教わったり、違う表現法の可能性を探ることができたり、と
楽しいだけでなくとても勉強になるのです。
しかも普段は一人で黙々と練習しているピアニストですが、室内楽だとリハーサルでは
真剣なリハの合間のおしゃべりタイムもあり、これがなんともお互いを理解し得る大切な時間なのです。

そして昨日は終演後に井戸雀琇さんにこーんなに素敵な写真の数々を撮っていただきました🎶
リラックスしている私たち(画像をクリックすると大きくなります)

そしていつも場所提供し、主催してくださっているなごみ邸の斎藤さんご夫妻と急遽譜めくりをお願いしたヴィオラの
諸橋恵子さんと。

今回は久しぶりにヴィタリーの「シャコンヌ」も弾きましたが、
初めて聞いた友人は「なんだかものすごいトラジックな事故が起きたイメージで聞いた!」と興奮気味に
語ってくれました。
悲劇的な事故、とはものすごい想像力だなぁと思いましたが、確かに緊迫したドラマ性を感じさせる名曲です。
私はもがき苦しみながら前進しようとする人のイメージが浮かんできます。
そして今回お初のベートーヴェンのソナタ作品30−2。
これがまた楽譜に書いてある情報量は当時の作曲家はほとんどそうでしたが、
その仲からベートーヴェンが求めたであろうスタッカートの意味、その中にはどこかテヌートを含まれていないだろうか、この音階パッセージはレガートにするかそれとも少しテヌートをつけるようにすべきかなど
本当にしっかりと分析をしないと演奏できないのですが、練習すればするほど
形が変わって見えてくるものが変化する。
これはいつかまた舞台に出してみたい曲の一つです。
そして来年は6月7日に決定しました🎶
次はなんの曲になるかしら。
昨日の時点ではドビュッシーも候補に上がっていましたので、そうだといいなと期待感が高まります。
来年で8年目!
もっともっとたくさんの素晴らしいヴァイオリンレパートリーを知り、新しい扉を
開けていきたいです。
今日でクローズド以外のコンサートはおしまいでしたが
今年は親友のタケが見事、皆勤賞でコンサートに来てくれました❤️
毎回短い間隔で演奏を聴いてくれているので前回の「ミューズの玉手箱」以来、
私の演奏する音色や奏法が変わったことにいち早く気がついてくれたのはほーんとに嬉しかったです!
タケ、ありがとう!
そしていらしてくださったみなさま、いつも素晴らしい場所を提供してくださるなごみ邸の斎藤ご夫妻、そして
素晴らしいヴァイオリンで多くの学びを与えてくださる素子さん、ありがとうございました❤️