再びポーランド。Lublinという街にて


中々思うようにポーランドでの滞在日記が進みません。
ーーというのも、戻ってからあまりにも現実的な目の前の仕事や練習などに
忙殺されていたのですもので。

もっとも、私よりも本当に毎日忙しい人は山ほどいて、
また、そういう方がたに限って時間の使い方がとても有効であり、私のような無駄に
バタバタすることがないのですが、これって性格的なものもあるのかしらね!

でも慌ただしい生活の中でも心の中にはポーランド旅行以来、ショパンの音楽がずっと
流れている状態になり、行く前とでは彼や彼の音楽に対する気持ちが本当に深まりました。
単に親近感が増した、という単純なことではなくて、
彼の音楽家として華やかに活躍した時期はパリに移ってからの方が時間的には
長かったのにもかかわらず、何故そこまでポーランドという祖国にこだわり続けたか、ということが
実感として理解出来たように思えるのです。
今迄は彼のセンチメンタリズムがなせる思いが強いのだとばかり思っていました。

なんでも、作曲家の背景を探しに行くというのはその人の作品を知るうえで大きな手掛かりになるのだなぁと
改めて思いました。

でも今日はショパンのお話ではなくて、Lublinという小さな可愛らしい街のご紹介です。

以前書いたかと思いますが、、今回の旅では9つの都市や村を見て回ることが出来ました。
どこもとても素朴で自然が一杯で、とても気持ちの良い旅でしたが、
中でもLublinは残念ながら滞在1時間と言う短い時間だったのが本当にもったいなく
思えたほど、小さな街なので確かに1時間で全て見終えることは物理的には可能でしたけど、
よ~く見るとあっちにもこっちにも素敵な場所が沢山あったのでした。                         

それまで平らな土地を主に回ってきたのが、ここは坂あり、うんと細~~い通りがあったり、
面白い建築物や建物の壁画があったかと思うと、
いかにもポーランドらしい可愛らしいレストランで食事を取っている人達を見かけたり。

坂を下ったところは、広く何もない緑の芝生が一面に広がっていて、
個人旅行で来ていたら、芝生で一休みしながら読書、なんてこともしてみたかったわ。

ガイドさんによるとなんでもここはよく国際映画の舞台にもなっているそう。
確かにどこを切り取っても絵になるものね、と納得。

ツアーで一緒になった方達も皆さんおっしゃっていらしたけど、
ポーランドってもっと暗くて何もない所、というイメージが何故だかあったので
あまり期待してなかったそうなの。(みなさん、世界中を殆ど制覇しているような方ばかりで
だからこそ、あまり興味のなかったポーランドにいらしたっておっしゃってらしたわ。)
ところが、来てみたら、私も同様な感想を持ったのだけれど、美しい自然にあふれ、
大都市のようなダイナミズムや華やかさにこそ欠けるけど、なにもそればかりが
良いというわけではないですものね。
皆でポーランドがすっかり気に入ってしまいました!

今日は写真をアップする時間がないのですが、
来週の水曜の夜にはアップして素敵な街の様子をご覧いただけるように出来ればと
思いますので、少々お待ちくださいね☆
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そして優勝は・・・

ソン・ジン・チョさん!!
おめでとうございます!!

昨日は4時間くらいしか眠れなかったけど、
起きてまずしたのはパソコンを立ち上げてコンクールの結果発表を見ることでした!

2位のアムランさんもものすごい安定力ある、どっしりとした深い音楽作りが印象的でした。
唯一、コンチェルトの2番を選らんだのですが、とても繊細で美しい表現が光っていました。
これから時間があるときに、少しずつ他のコンテスタント達の演奏もしっかり聴きたいです。

入賞者も惜しくも賞を逃した人たちもあんなプレッシャーの中で連日演奏を磨き上げてきたのですから
きっとこれから、皆それぞれに素晴らしい活躍が始まることでしょう。
日本にもすぐに招聘されるでしょうから、実際の演奏に接する日が待ち遠しいです。

さぁて、私も刺激をうんと受けたところで、練習して自分の音楽を磨きをかけなくちゃ♪

ショパンコンクールのライブ発信を聴いて


ここ数週間、自分の練習している曲以外の時はショパンで頭も心も一杯だったのに
コンクールの動画発信も、自分の練習があまりにも抱えている曲数が多すぎて間に合わないので
そちらで必死で、うんと気になりながらも見れていませんでした。

今日は最終日だということで、練習が終わってからライブ発信を少し見れました。
ついでに、今までのステージもちょこちょことどのような演奏者たちがいたのだろうかと
少しずつ、色々な人の演奏を聴いてみました。
同じ曲を比べて聴くと、本当に面白いし、まだまだこういう演奏の仕方もあったのか!と
目から鱗的発見もありました。
あ~~やっぱりポーランドではショパンコンクールを聴くべきだったかも・・・。

それにしても何ていうレベルの高さでしょう!

外国勢は皆見かけも30以上にしか見えない人もいましたが(実際はうんと若くて20代前半!)、
演奏もものすごい成熟度が高くて、思わず唸ってしまいます。
ヨーロッパの人達は若い頃から哲学的な勉強もしっかりさせられるし、
自分の考えというものをしっかりと持っているのが演奏にも確固たる自分のスタイル、と言う形で
表現できるのかもしれませんね。

とにかくものすごく刺激を受けています。

コンチェルトはソン・ジン・チョさん、オスロンスさんの演奏がとても好きでした。
ーーといってもまだ4人の演奏を聴いただけなので、あるいは他にも好きな演奏が
きっとあるとは思うのですが。
彼らの音色や演奏には初めから心も耳も吸い寄せられる力を持っていますね。

以前岩崎先生が「韓国人ピアニストのレベルはものすごく高い物があったわよ!」と高松国際コンクールの
審査員長を務められた後、感想を述べていらっしゃいましたが、
チョさんの演奏を聴いても昔のアジア人の演奏とはちょっと違う気がしました。

もうすぐ長かったショパンコンクールも終わってしまいますが、
ライブ発信で最後の力を出し切って演奏しているコンテスタント達を見ていたら
胸が熱くなってまたまたうるうるきてしまいました。
彼らの未来が輝かしい物でありますように!!

ポーランドにちょっとばかし行っただけなのに、ポーランド人のショパンへ対する熱い熱い想いと同時に
ショパンがポーランドへ対する想いも以前よりも痛切に感じられるようになった気がします。
そして彼の音楽を演奏する上ではこの想いというのはとても大切なポイントじゃないかという事にも
今更ながらに気づかされた思いです。
コンクールの様子を聴きながら、私の中で、様々な考えや感情が交錯しています。

素晴らしい演奏に触れたので、これから眠れるかしら。
朝、起きた頃には結果が出ていますね。








Something new ?!

まだポーランドの旅のご報告、終わっていませんが、
今日は別のお話。

いつも沢山の方の応援を頂いて演奏活動をさせて頂いていますが、
昨日もまたそんな方がたのお蔭で春頃にはとても素敵な企画が出来そうです♪
今までになかったスタイルの新しい事が出来そうでわくわくしています!
会場となるであろう場所をみた途端、
イメージが具体的に目の前に広がってきました!

自分の衣装も漠然とながらも浮かんできましたよ★

こういう心の高揚感が私にはいつも大切なのです。
インスピレーションばかりで生活しているわけではないけれども、
私の人生、かなりこれで毎日を乗り切っている率が高い気がします。

ーーということで、まだ具体的にお知らせは出来ないのだけど
ちらっとヒントを一つばかり・・・。

                           むつきさんと

ばればれ、でしょうか?

早く皆様にご案内できる日が待ち遠しいです

I love Chopin ③


ワルシャワってショパン一色の街なんだなあ、と歩きながら、
ポーランドの国の人達のショパンへの強い誇りをどこに行っても感じていました。

今回ポーランドに行って一番良かったのはショパンを「生きている人」として身近に
感じられるようになったことでしょうか。
彼が毎日通ったと言われるカフェ・テリメナで彼のいつも頼んでいたというホット・チョコレートを飲み、
                     Telimena前でママと

彼の通ったというレストラン・ホノラチカで食すると
なんとなくショパンの魂が心の中に入り込んでくるかのようでした。

そうそう、ホノラチカでは丁度日本からショパンコンクールを聴きに来ていた団体と
叔母さんと二人でショパンが好きでコンクールを聴きに来ていた、という一般大学の可愛らしい大学生の
女の子とも会いました。
一般大学に通っている子でもコンクールに毎日通っているのに
それに引き替え私は・・・、と本当に恥ずかしい瞬間でしたが、
1次予選のレポートを彼女から聴けました。
日本からは小林愛美さんが健闘してるようですが(日本人で唯一3次予選まで進めたそうですね。頑張れ!!)、
彼女のOp.10-4ではブラボーも出たとのこと。
またロシア人コンテスタント達の美しい長~~~い旋律などについても
熱く語ってくれました。
5年後はショパンコンクールを聴きに再度ポーランドを訪れよう、と
心に誓いました!!

それにしても今年の優勝者は誰になるのでしょう。
結果が楽しみです!!

I love Chopin ②


さて、今日は聖十字架教会を訪れましょう。

でもその前に、見たい場所が・・・。

                        鍵盤横断歩道に立って

鍵盤の上に立っています、私!
鍵盤横断歩道です♪
写真をクリックして頂くと拡大されてお分かりかと思いますが、手に赤いバラを持っています。

そう、これからいよいよ聖十字架教会にいき、ショパンにバラを捧げるのです。
心臓がドキドキします。

                             聖十字架教会

教会の中に入ったらまっしぐらにショパンの心臓が安置されている柱に向かいました。
                             ショパンの心臓が保管されている柱

この柱の奥にショパンの心臓が眠っているかと思ったら、
「心臓だけでもポーランドに帰してほしい」と遺言で頼んでいたショパンの言葉が聞こえてくるかのようで
沢山の人々にパリで愛されていて、人気のあった彼でも心は常にポーランドへの思いに溢れていて
20歳に国を離れて以来、一度も故郷へ帰ることが叶わなかったことがどんなにか
辛く悲しい事だったのだろう、とショパンの想いが、その冷たい柱から伝わってくるかのようで
涙がこぼれてしまいました。

練習、練習、また練習!!


今晩は昨日のブログの続きを綴ろうと思っていましたが、
先ほどまで練習していたら、なんだか頭が回らずですので、
明日にしま~す!

そして代わりに、といってはなんですが、今の私にはこの言葉が必要!というものを
見つけましたので、シェアしますね♪
ここでは「もっと素晴らしいジャズミュージシャンになる為の10の秘密」と書いてありますが、
これは”クラシック音楽家”、”スポーツ選手”など全てのジャンルの人に当てはまる言葉ですね。

                          Practice, practice !

1.練習すること
2.もっと練習すること
3.更に練習すること
4.それ以上に練習すること
5.練習したくない時も練習!
6.誰よりも練習すること
7.クリエイティブな気分になっているときに練習すること
8・何もしない時も練習すること
9.毎日練習
10.練習することを忘れずに練習するように

ーーと、上達するにはひたすら練習あるのみ、ということでした!!
私が肝に銘じるべきなのは5番と10番。。。恥ずかしい

今日はみっちり練習しましたので、寝ることにしま~~~す。
おやすみなさい

I love Chopin ! その①


ポーランドより戻りました。

私が向こうへ行っていた丁度同時期に5年に1度の「ショパン国際コンクール」が開催されていました。
行く前に、ピアニストの友人に「音楽家としてこの時期にあえてコンクールでなく、普通のポーランド観光旅行をするところが
スゴイね!」と言われてしまいましたが、よくよく考えてみると本当にそう!
確かに毎日毎日沢山のコンテスタントのショパンの演奏を聴いていたら、さぞかし
多くの収穫があった事でしょう。

でも旅が終わってみて、長い目で見てみると、初めて訪れたポーランドという国の
おおまかな印象をつかめたのはやはりとても良かったことでしたし、
漠然と抱いていたイメージを完全にポジティブに覆されたのは、これまた別の意味で
大きな収穫でした。

ーーとはいえ、常にショパンの事を念頭で考えながら、旅していたのは事実。
ご一緒していた添乗員さんに「ショパンというとテンションがいきなり上がりますね!」と何度か
笑われてしまいました。

ということで、今回の写真第一弾はこちら!
                   I love Chopin !

I love Chopin ! を地でいっています(笑)
気のせいか、ショパンさん、ちょっと困っているお顔??

場所はジェラゾヴァ・ヴォラというショパンの生家がある小さな村です。

この像の横に生家があるのです。
まだ写真を全て編集し終えていないので写真は追々・・・ねっ。

生家見学の後はそこから北約8キロほど行った場所にあるショパンの両親が結婚式をあげ、
ショパンの洗礼証明証もある、聖ロフ教会に行き、証明証も見ました!

今迄も写真では見たことはありましたが、
やはりその土地を実際に訪れて自分の目で見てみるというのは、心の中での感じ方が
生きた感覚として伝わりますね!

ドイツに住んでいたころは何度もポーランドには行こうと思えば簡単に行けたのに
当時はあまりショパンに興味がなかったのが、今更ながら何とも悔やまれました。
一度でも訪れていたら、きっと私のショパンに対する意識だってもっと以前から変わっていたはず、と
生家の庭を歩き、家から流れてくる彼の曲を聴きながら、心からの感動を味わっていました。

そして涙が出そうに感動しながら、それならば早く今度はロシアへ、ツヴィカウへ、ノアンへ・・・・と
現在興味ある作曲家たちと所縁のある土地はどこかしら、と指折り数えてみたり、と
とてもせっかちな私でした。

9日間のポーランドの旅(実質は7日)、めまぐるしくあっちこっちへと移動が多くて
普段の私の旅行の在り方とは正反対でしたが、ツアーに参加すると一人旅では中々いけないような場所にも
連れて行ってもらえるのは利点でした!

10都市を駆け足で巡りましたが、どこに行っても教会、そして2代前のローマ法王様の
ヨハネ・パウロ2世はポーランド人にとっていかに大きな大切な存在かをも知りました。
信心深いポーランド人というのは知っていましたが、実際に教会にお祈りに来る人達の多い事!
しかも若い人たちも。

                     Jean-paul Ⅱの生家

ポーランド人の法皇様が以前住んでいらした家。
実際に法王になられた後もしょっちゅう、ポーランドに帰られていたそうです。
ポーランド人の心のよりどころ、そして自慢の法王様だというのがあちこちで感じ取れました。

さて、ショパンの旅はまだまだ続きますが、続きはまた後日。


                      

PTNA・ピアノ曲辞典 公開録音コンサートのご案内♪

今日は12月2日(水)のPTNA・ピアノ曲辞典 公開録音コンサートのご案内です♪

チラシの裏面(チラシは2枚ともクリックして下さると大きな画像が出ます)にこのコンサートの趣旨が
書いてありますが、私としてはこのようにピアノを学ぶ方や愛好家の方のお役に立てれば嬉しい、と
思います。 
                       PTNA.jpg
                        公開録音チラシ裏面

HPのコンサート欄にも次のようなメッセージを添えました。
まだ12月までには時間がありますが、どうぞご予定に入れておいてくださいね☆

          PTNAさんは多方面にわたり、ピアノを習う生徒さん、指導者、そして演奏家の皆が

          ピアノ音楽普及のための数々の素晴らしい活動をされています。

          その一つに「ピアノ曲辞典」があり、ここで視聴できる音源を増やすために

          企画されたコンサートシリーズです。 私も微力ながらお手伝いさせて頂ける事に

          大きな喜びと責任を感じながら、当日演奏したいと思います。

          今回は大好きなシューマンとシャブリエというフランスの作曲家の作品を取り上げます。

          シューマンの2作はめったに演奏会で取り上げられることがなく、残念に思っていましたので

          ここで皆様に知って頂けましたら嬉しいです!

          しっとりとしたシューマンの抒情の後は、弾けるような楽しさ一杯の

          シャブリエの「ブーレ・ファンタスク」をお楽しみ下さい♪
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Mari

Author:Mari
7歳よりアメリカ、高校よりドイツに住み、エッセン国立音楽大学、同大学院、エコール・ノルマル音楽院研究科を経て、キジアーナ音楽院にて名誉ディプロマ受賞。ルーセル国際コンクール最優秀ドビュッシー賞、ローマ国際コンクールフランク賞ほか、SYMFコンクール、南カリフォルニア・バッハコンクール、レコーディング・コンペティション等で上位入賞。’97年、日本デビュー・リサイタル開催(カザルスホール)、NHK-FMリサイタル出演。’98年、「音楽の友」2月号「日本人演奏家ジャンル別話題のコンサート‘97」に選出。CD「シューマン」。「ドビュッシーピアノ作品集」が「レコード芸術」、「ショパン」誌で特選盤に選出。

詳しいプロフィールはこちらhttp://mariterada.com

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10月12日(木)南麻布ランチタイムコンサート   会場:南麻布セントレホール 時間:12:30開演(12時開場) 入場料: 2000円       主催:SMS チケット予約:南麻布セントレホール 03-5791-3070 アクセス:「広尾」駅1番出口より徒歩7分  
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