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台風の日のカルテット

今年は台風や自然災害の発生率が高くて一体どうしてしまったのでしょう!

おととい、関東にも台風24号が上陸し、友人宅のエリアでは停電や断水があったそうでした。

このところ、私はお籠り生活し、ひたすら練習をしていましたが、
唯一、カルテット・アマービレという若く優秀な弦楽四重奏団の演奏をずっと
楽しみにしていましたので、長靴にレインコートという重装備で出かけました。

幸い都立大のパーシモンホールでしたので、急いで演奏だけ聞いて帰ってくれば大丈夫!と。

ホールのシートに身をうずめるとなんと岩崎淑先生が前の席にいらっしゃる!
休憩中、先生の所へ駆け寄ると、つい2日前にこのカルテットをプラハの音楽祭へお連れになったそうで
少々お疲れのご様子にもかかわらず、相変わらず素敵な装いでいらっしゃり、自分の格好をみてはずかしくなってしまいました!
常日頃から美しい装いをするという心掛けをしないといけないですね^^;)

プログラムの1曲目はハイドンの77番「皇帝」。
現在のドイツ国歌であるメロディーがこの曲の2楽章に用いられていて、
久し振りにこの美しいメロディーを聞きながら、このような旋律を国歌を持つドイツへの思いがあふれてきて、
涙を抑えるのに大変でした。

続いてドビュッシー、そしてラヴェルが演奏されましたが、
なんとも質の高い素晴らしい音楽性をもったこのカルテットの演奏に感銘を受けました。

                                Quartet Amabile


特にチェロの笹沼樹さんは今年の春に朝日カルチャーでたまたま初めて演奏に接する機会があったのですが、
その表現力の素晴らしさにすっかり心を奪われていましたので、今回も実は彼の演奏がお目当てでした。
彼の演奏はなんとも私の感性にぴったりくるものがあって大好きですが、
他のメンバーの方々もそれぞれに素晴らしかったです!

家に戻ると、まるでそれが合図であったかのように、いよいよ台風到来となりました。
ふぅ、危機一髪!

先週倉敷のコンサートでお世話になっている方からの巨峰を頂きながら
演奏会の余韻に浸っていました。
                        ぶどう!

ムラケさん、ご馳走さまでした!

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伴奏曲


ここ数週間、来月末に行われるイギリスの検定試験伴奏曲に必死に取り組んでいます。

ーーというか、今はようやく落ち着きましたが、事務的な仕事があまり得意でない私は
30名近い受験者とのリハーサル時間決めで、初めの頃はPCの前に座って、手帳とにらめっこしながら
それぞれに連絡を取り、曜日と時間決めであっという間に一日が終わる、という日々の繰り返し。

ようやく先週になり、少し要領を覚えて、ようやくスケジュール管理の仕事からは解放されつつあります。
やれやれ・・・・。

でも本当の闘いは膨大な曲目をいかに効率よく仕上げてリハーサルに間に合わせるかです。

Kammermusik Noten

スケジュール管理と違い、どの曲から練習に取り掛かればいいのか、どういう段取りで練習するべきかという方は
得意なので、そちらのストレスはあまりないけど、中々弾きにくい曲も多いのです!

ピアノ曲の作曲家でない初めて聞く名前の作曲家も数名いて、
馴染みのない曲の感じだと中々手も覚えてくれないので、あくせくしますが、
今年は特に管楽器の伴奏曲が多いので、日頃あまり馴染みのない曲を知ることが出来るのは
楽しい事です。

今のもう一つの楽しみといえば、ようやく春らしい暖かい気候になったことで
沢山のお花があちこちで咲き乱れ、美しい数々のお花や植物をリハーサルに向かう途中眺めることです。
先週は大好きな深いピンク色のお花を見つけました。
青い空に映えますね❤
             お花の季節


                         

往年の演奏家の演奏


先日ディスクユニオンに行ったことを書きましたが、その時に沢山買ったCDの中に
アルフレッド・コルトーが公開レッスンをしている様子を収めた3枚組CDがあり、
それを聞いていますが、コルトーの音楽に対する造形の深さ、解釈が垣間見れてとても
参考になります。
レッスン風景もとてもインスピレーション溢れるもので、まるで物語を聞かせるような調子で
曲の雰囲気、イメージを伝えていくのを聞いていますと、遠い昔のパリでムニエ教授からレッスンを
受けていた時の事と何故か重なったりもします。

                Cortot CD


フランス語というのは何て誌的な言語なんだろう!と
今更ながらのようにうっとりと感心しながらCDに聞きほれています。

ーーFBでコルトーのレッスンCDを買ったことを書きましたら
友人のO君が「彼のベートーベンのソナタを聴いたことありますか?なければ送りますよ!」と
言ってくれ、、おととい届きました!
ありがとうO君!!

今日は評論家のA先生からギレリスのバッハ=シロティのプレリュードを送って頂きました。
これまたコルトーとはスタイルは全く違うけれどもとても崇高な演奏で、往年の素晴らしい演奏家というのは
皆が皆、それぞれのスタイルと言うものを持っているところが素晴らしいですね!
忙しい現在とは違い、情報も簡単には手に入らない時代、真摯に音楽と向き合って思索する時間だけは
沢山あったことがやはり今とは違うのでしょうね。
もちろん、現代に生きている恩恵は有難い事だけれども、それでも時として周りの音をシャットアウトし、
自分と音楽とだけ静かに向き合う時間をもっと作ることが大切なんじゃないかと思います。

それにしてもコルトーの演奏で残念なのは、ソナタの途中で何故かばたっと演奏が中断されてしまい、
次の楽章に移っていってしまう事!!
まさかインスピレーションまかせに演奏していたとは思えないのだけれども、一体どういうことなのでしょう。
O君に確かめてみなければ!!

港北小から音楽感想カードが届きました!

一昨日、港北小学校の音楽の西田知佐先生が先日の学校コンサートの生徒たちの感想カードを送ってくださいました。
感想カード


毎年、感想カードは送って頂いているのですが、今年は皆のお友達たちが連弾をしたから
いつもよりももっと身近なこととして興味を持ってくれたのかなぁと思うほど、今まで以上に具体的な感想が
殆どで感激してしまいました!

驚いたのは子供たちがうんと細かいところまで観察しながら演奏をきいてくれていたということ。
具体的に言うと、「連弾する相手の手を良く見ながら演奏していて合わせていた」、「呼吸を感じて、相手が
どのようなことをしようとしているのかを察する力が凄いと思った」に始まり、
「目を閉じて演奏していたのは何か考え事をしていたのですか?」など微笑ましさに思わず笑ってしまうものまで、
皆、細かい文字でびっしり感想や質問を書いてくれました!

それとワンポイントアドバイスでは弾いている生徒さんだけでなく、聞いてくれている音楽をあまり分からないかもしれない子供達にもなるべく分かるような説明を心がけたのだけれども、そこから感じ取ってくれたような感想もありました。

感想を具体的にきかせてもらえる事で他の演奏会の時にもそれを参考に考える事もあるし、
自分では考えたこともない事に意識を向けさせられたり、と有難いです☆

また、ソロ曲ではファリャの”火祭りの踊り”と”はかなき人生”が人気が高かったようで、
皆、リズミックな曲が好きなんだなぁ~~♪

中には”ピアニストになりたい。練習方法を教えて下さい”というのもあり、
こういうのって嬉しいですね❤


PIAピアノコンクール 本選

7日の月曜日にPIAピアノコンクールの本選が行われました。
五反田文化センターmusichall

生徒さんが二人出場しましたが、生徒さん達の出番になるとドキドキハラハラというのは毎回の事ですね!

下のカテゴリーには順位が付かず、上位3名までが”金賞”を授与されるのですが、
審査員は他の先生方のつけた点数と合計点が渡されるので
この生徒さんは無事3位ということになり、まずはホッとしました☆

才能があるだけでなく、ものすごい努力家で一度の注意を必ず直してくるほどの集中力も持っているので
まだまだこれからがスタート台です。
日頃は演奏を発表したくてたまらない彼でさえ、コンクールと言う場では緊張のあまり怖がっていたのは
普通あの年齢ではもっと無邪気に出ていくのに、舞台の怖さをすでに知っているというのは大物の予兆を感じさせます。
(少々身びいき感情が入っている事、お許しください!^^;)

笑ってしまったのは優勝したら妹を約束させられていたらしいのです(笑)
お母様が終わってからそっと耳打ちし、「3位だったら子犬と言う約束なんですけれども家はマンションだから
どうしましょう~~!」とおっしゃっていたのには笑ってしまいました。

もうお一方は大人の生徒さん。 熱心に頑張りました!
家庭やお仕事を持ちながらの練習、中々大変だったと思います。
また気持ちを新たに2年後を目指して再チャレンジして行かれるといいですね☆

最高カテゴリーのA部門では自由曲に殆どの方がショパンのバラードを選曲していたのには少し驚きました。
コロラド音大教授のコレーバー先生とも話したのですが、
ピアノのレパートリーは豊富にあるのに日本人は何故いつもショパンばかりなのだろうかと。

ショパンの曲が素晴らしいから誰もが演奏したいという気持ちを持つのは自然な事ですが、
好きな曲が必ずしも得意な曲とは限りません。
コンクールと言う場ではもっと自分らしさを発揮できる曲を選んだ方が良いのにもったいないなぁと思いました。
選曲も実力の内!

次回はもっともっと違う素敵な作品もきけたらなぁ~♪

そう言う私もレパートリー拡大中です。
10月のコンサートに向けてスペイン物です。
身体に馴染ませるべくフラメンコの曲を聴いたり、リズムを研究したり。
ドイツのコンサートでもスペイン&フランスというプログラムになりそうです。

これから新しいアー写(アーティスト写真)を撮りに行ったり、
「ミューズの玉手箱」の第2弾に向けての準備もあるし、忙しくなります!


sidetitleプロフィールsidetitle

Mari

Author:Mari
7歳よりアメリカ、高校よりドイツに住み、エッセン国立音楽大学、同大学院、エコール・ノルマル音楽院研究科を経て、キジアーナ音楽院にて名誉ディプロマ受賞。ルーセル国際コンクール最優秀ドビュッシー賞、ローマ国際コンクールフランク賞ほか、SYMFコンクール、南カリフォルニア・バッハコンクール、レコーディング・コンペティション等で上位入賞。’97年、日本デビュー・リサイタル開催(カザルスホール)、NHK-FMリサイタル出演。’98年、「音楽の友」2月号「日本人演奏家ジャンル別話題のコンサート‘97」に選出。CD「シューマン」。「ドビュッシーピアノ作品集」が「レコード芸術」、「ショパン」誌で特選盤に選出。

詳しいプロフィールはこちらhttp://mariterada.com

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10月19&20日 ドイツ公演 デュッセルドルフ  
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